はじめに
鈴岩電機では新しく行っているエネルギーソリューション事業。
なぜ自動車整備工場が、太陽光や蓄電池の仕事を始めたのかと不思議に思われるかもしれませんが、これには大きく2つの理由があります。
まず、1つ目の鈴岩電機が太陽光発電に興味を持つきっかけとなったのが、あるテレビ番組の企画でソーラーカーの製作を依頼されたことです。この依頼を頂いてから10年近い間、番組内で使うソーラーカーの製作からメンテナンスまでを任せて頂き、それまでは車はガソリンで走ることが当たり前といった我々の常識が完全に壊され、自動車の全く新しい可能性を日々感じることが出来ました。この出来事をきっかけに太陽光発電パネルを自社に導入するなど太陽光エネルギー事業に対して大きな興味を持つことが出来ました。
そして2つ目が政府による2030年のガソリン車新車販売禁止によって、近い未来の自動車の大半が電気自動車となることです。電気自動車は現状、電装系を扱っていない自動車修理工場ではほとんど修理が出来ないほどガソリン車と大きな違いがあります。今後、自動車整備業においては電気自動車の修理が可能なことが必要とされ今まで全く関わりのなかった電気に対する知識が全ての整備士に必要とされるようになります。
その中で、電気自動車の家庭における充電スタンドの1つである「V2Hシステム」が作られました。まだご存知のない方も多いかと思いますが、これが車と家や太陽光発電、蓄電池といった様々なものをつなげ、車の電気充電から家の光熱費削減、災害時の停電対策といった今までの車とは全く関わりのなかった分野すべてをつなげる機会になります。
これからの自動車業界ではこの「V2Hシステム」の説明や設置・修理ができることが必要不可欠になってきます。鈴岩電機では、ソーラーカー製作で培った技術を生せると思い一早くこのエネルギーソリューション事業を始めることとなりました。
家と車をつなぐこれからの新常識。V2Hシステム
V2Hとは
V2HとはEV車に搭載しているバッテリーの電力と普段使っている家の電力を相互供給できるシステムです。2030年の電気自動車一本化にむけて様々な機能が出ており、節約、災害対策、エコなど様々な問題を一挙に解決できる画期的なシステムとして注目されています。
電気自動車に搭載されているバッテリーは一般的な家庭用蓄電池と比べかなり大容量です。V2Hシステムはこの大容量バッテリーを従来の蓄電池のように扱おうという発想から生まれました。その為、電気自動車に対して素早く太陽光発電の電気をためることが出来るようほか、停電などが起こったときは電気自動車の電気を家で使うことも可能となります。
一般的な蓄電池のバッテリーは大体4~10kwほどの容量ですが、V2Hシステムの容量は30~70kwとかなり大きな容量となっています。そのため、このV2Hシステムと電気自動車があればたとえ大停電が起きても約3日分程の電力をすべて賄うことが出来ます。
V2Hシステムは比較的新しい技術で作られているうえ電気容量も多く、ショートや漏電などがあれば大きな事故に繋がりかねません。弊社は蓄電池だけではなく電装系の車の扱いに関してもプロの集団です。そのため、みなさまに安心して施工を任せて頂けます。
また、V2Hは現在まだまだ普及が進んでいないシステムです。国はこのV2Hを、現在の太陽光発電や蓄電池のように普及を促進するためV2Hに対してかなり高額な補助金を出しています。この補助金が出るのは太陽光発電システムや蓄電池のように初期に限ることが予想されますので現在電気自動車をお持ちの方や電気自動車への乗り換えを考えている方はお早目の検討をお勧めしています。

太陽光発電システム

太陽光発電システムについて
太陽光発電システムと聞いて皆様はどんなイメージをお持ちでしょうか。大半の方は、「環境にいいもの」だったり「電気代が安くなるもの」などの漠然としたイメージだと思います。それに関してはもちろん間違えているわけではありません。ですが、太陽光発電システムがなぜここまで導入が進んでいるのか細かい理由までご存知の方は多くないと思います。
太陽光発電システムのメリットは、大きく分けて3つあります。
1つ目は環境メリットです。太陽光発電はCO2をほとんど出さない発電方法であり、また火力発電等と違い外国から原料を輸入する必要もありません。日本は1997年に温室効果ガス削減に関する京都議定書というものを提出しました。それからというもの日本はCO2の削減や脱炭素化等を国を挙げて推進しており、その数値をクリアする方法として太陽光発電パネルの存在は必要不可欠です。そのため、日本は世界の中でも太陽光発電に力を入れている国の一つということが出来ます。
ですが、この環境メリットだけを聞いて「じゃあ世界のために家に太陽光発電を導入しよう!」、となる方は相当まれだと言えるでしょう。もちろんこの理由だけで一般家庭が太陽光発電システムの導入に踏み切ってくれないことは国も重々承知しています。その為日本は、「太陽光発電を導入した方は導入していない方と比べ、光熱費やその他の面で得をするようにしよう」という風に考え太陽光発電システムの普及を推し進めました。その結果、太陽光発電の内容を理解した多くの方はこの設備を導入するようになったのです。
太陽光発電2つ目のメリットは先ほどもお伝えしたように経済的メリットです。太陽光発電システムでは、作った電気を家で使うことが出来、余った電気を電力会社に売ることが出来ます。また、現在は電気代が年々上がってきていることにより電気を売らずに家で使ったほうが高い経済効果を出せるようになっているため、蓄電池を入れて家の電気を昼だけでなく夜間や早朝も含め1日中太陽光発電システムで作った電気で賄うことが出来るようになっています。上がり続けている電気代と比べ、太陽光発電パネルの設置費用は出た当初と比べ年々下がってきており、設置費用の元をとるまでの期間がとても短くなってきています。また、現在のパネルの多くは25年間の保証が出ているものがほとんどのため、途中で使えなくなり設置費用を回収できないといったリスクもほとんど無くなってきています。

最後に3つ目のメリット。それは太陽光発電システムが大規模な停電に対して大変有効な災害対策であることです。太陽光発電はたとえ停電していても一定量以上の発電量があればその電気を家で使うことが出来ます。また、現在の太陽光パネルでは曇りや雨でもある程度発電してくれるため、長期間の災害が起きても継続的に電気を使用することが出来ます。
しかし、出たばかりの太陽光発電は当初期待されていたほど、災害時に有効な使用が出来ませんでした。その理由として、
・自立運転モードに切り替える必要があり、操作方法が分からずに扱えない人がいた
・非常用コンセントからコードをのばして使用する必要があったため、場所や最大出力(1500w)の問題で扱えない家電があった
・夜間の発電していない時間は電気を使用できない
ただし、今では蓄電池の普及によってこれらの問題は完全に解決してしました。蓄電池は災害時に誰もが使えることが出来るように作られており、上記の問題を以下のように改善することが出来ます。
・自立運転モードへの切り替え等、一切の操作が必要なくなり停電した場合には自動的に電気を家に供給するようになる。
・分電盤に対して自動で電気を供給することにより、コードをつなげる必要がなくなる。また、すべての電気を家の中のすべての電気を使用可能になる。(全負荷型蓄電池)
・昼間電気をためることで1日中の電気を賄うことが出来る
蓄電池が普及してからは実際に長時間の大停電が起きた熊本や札幌の地震の際もその有用性を証明し、今では家庭でできる最高峰の災害対策として広く認知されるようになりました。

オール電化
オール電化とはその家で使われているエネルギーをすべて電力で賄うことです。そういうと大きな工事が必要に感じますが、ほとんどの家でエネルギーの大半を電力で賄っているため実際に変える必要があるのは、1・ガス給湯器2・ガスコンロの2つになります。
太陽光や蓄電池と違いオール電化にすることによってどんなメリットがあるのか、知っている方はそんなに多くないと思います。ですが、実はオール電化は太陽光や蓄電池に並ぶほど経済的なメリットや災害の対策として効果の大きい設備になります。
まず、ガス給湯器をオール電化にするとエコキュートというものになります。そして先ほど伝えた経済的メリットや災害の対策についてはこのエコキュートが主役になります。
エコキュートは、お湯を作り出すヒートポンプと作ったお湯をためるタンクに分かれており、2つで1つの商品です。ヒートポンプでは空気を取り込みその空気を圧縮する熱からお湯を作り出すため、ガス給湯器と比べかなり少ないエネルギーでお湯を作ることが出来ます。そしてその作ったお湯を魔法瓶のようなタンクにためて使っておりその都度お湯を沸かす必要がありません。エコキュートにかかる光熱費は給湯器にかかる光熱費の役3分の1から4分の1と言われており、家族の人数が多くガス代が高い家のほうがより高い経済メリットを出すことが出来ます。
また、エコキュートのもう一つのメリットとして災害時に非常用水として大量の水を使用することが出来ます。エコキュートはその仕組み上、一番小さいものでも常に370L の水がタンクの中にたまっています。そして災害時に断水した際、その水を取り出せるようになっておりその水を非常用水として使用することができます。

そしてオール電化にするためのもう一つの設備がIHクッキングヒーターです。出た当初は。火力が弱いなどの理由で、使いづらいという方もいました。
ですが今では、様々な理由からIHクッキングヒーターのほうがガスコンロよりも人気があると言えるでしょう。
・ガスコンロよりも大火力で調理が早い
・火を使わないので煙が出にくい
・平らなのでお手入れが簡単
・火事にならない
特に、家庭における火事の原因は煙草に次いでガスコンロが第2位です。小さなお子様がいるご家庭や高齢者の方などは特にガスコンロからIHに変えることで安心して料理が出来るようになります。
